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脳神経内科とは

「脳神経内科」という科名はあまり聞き慣れないかもしれません.「脳神経内科ってどんな科なの?」「脳外科とはどう違うの?」と良く質問されます.

分かりやすく説明しますと,「脳神経内科」は内科の8つの専門分野のうちの専門分野の1つです.
内科の専門分野には「循環器内科」「腎臓内科」「消化器内科」「血液内科」「呼吸器内科」「代謝内分泌内科」「呼吸器内科」そして「脳神経内科」の全8分野があります.脳神経内科の専門医になるには,まず内科全般を習得する必要があり,そのあとで脳神経領域を専門に選択します.つまり,脳神経内科医は内科医でもあるのです.

一方で,脳外科になるには,外科で研鑽を積んだあと脳外科を専門分野として選択することが多いです.

 脳神経内科では,脳や神経の異常や変調による症状を広く診察します.たとえば,麻痺・しびれ・頭痛・めまい・認知症・物忘れ・ふるえ・歩行障害などなど多くの症状があります.患者さんの訴える症状を多角的に検索して,原因をつきとめるのが脳神経内科の役目です.なかには,内臓疾患やホルモン異常,膠原病や内服薬の影響で症状が出現していることもがあります.そのため,内科全般の知識を生かしながら総合的に原因検索を行います. 

 原因検索のあとには治療を行います.治療方法は,まずは薬物療法・生活指導・リハビリテーションなどを行います.脳神経内科は内科医なので手術は行いません.もし手術が必要な場合には,脳神経外科や整形外科の先生に紹介して手術をお願いしています.紹介状はどの病院に対しても紹介できます.

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